2008.04.10
内藤友子さんの講演会を聞きに行きました。
JR福知山線の脱線事故で3両目に乗っていて、ご本人も大ケガをし、PTSDになった経験を持つキャリアカウンセラーの方です。
実体験は生々しいものでした。
「何も悪いことをしていないのに、どうしてこんな思いをしないといけないのか」という怒り。
「同じ車両にいた多くの方が亡くなられ、両足を失くした若者もいるのに、自分が生きる価値があるんだろうか?」という罪悪感。
無力感。絶望感。
彼女は、もともとカウンセラーという仕事をしていて、「心」のことは分かっているつもりだったのに・・・周囲のカウンセラー仲間の言葉さえ、心に届かなかった・・・
涙をこらえながら、一言一言、語られた体験談は、心にぐっとくるものがありました。
まだ、回復しきったというわけでは無いのですが、今、彼女を支えているのが「前向きに、あきらめを受け入れ、現実を受け入れる」事だそうです。
傷は完全には治らない。それを悔やむより、その事実を受け止めること。どんな事でも、成長するための通過点であること。
悩むこと自体は、悪くはない。でもどんな事でも、いつか自分にとって、成長するための材料になる。
そんな風に考えられるようになったのも、辛い記憶と3年もの間戦った経験からなのでしょうか。
理論だけで口先でしゃべるのと、経験した上で語るのでは、全然意味が違うなぁ~と思いました。
貴重な1時間半になりました。
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ちりとてちん
「どんな事でも、いつか自分にとって、成長するための材料になる。」この言葉を聴いて、最近までやっていた某○HKの朝の連続小説を思い出しまた。
ご存知の方も多いかと思いますが、「人生は塗り箸といっしょや、塗り重ねたもんしか磨いたときにでてこうへん。そればきれいな模様になって輝くんや。だからなりたいもんになったらええ。」
私もこれを聞いてなるほど、と思いました。若狭塗り箸の材料は決して高級な素材ばかりではありません。素材の大半が貝殻やガラス瓶など生活に不要な物が多いそうです。それが光り輝いてきれいな模様になっています。
まだまだ実感するとこにいたってはいませんが、いつかそう思える時がくることを考えて生きています。
ご存知の方も多いかと思いますが、「人生は塗り箸といっしょや、塗り重ねたもんしか磨いたときにでてこうへん。そればきれいな模様になって輝くんや。だからなりたいもんになったらええ。」
私もこれを聞いてなるほど、と思いました。若狭塗り箸の材料は決して高級な素材ばかりではありません。素材の大半が貝殻やガラス瓶など生活に不要な物が多いそうです。それが光り輝いてきれいな模様になっています。
まだまだ実感するとこにいたってはいませんが、いつかそう思える時がくることを考えて生きています。
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池田由利子
株式会社P-CUBE 代表取締役社長
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